■ はじめに:順調に見えても、ここが甘いと一発アウト
「順調に運営できているし、大きなトラブルもない」 そんなときこそ、注意が必要です。
療育施設の経営で最も気をつけるべきは、 “加算の取り扱い”と“運営指導への備え”です。
なぜならこの2つは、 「できていないと即・返還」「違反があれば即・停止」 という“経営リスクの最大地雷”だからです。
エコルド本部として、実際の現場支援や行政対応の経験から、 特に見落としがちな“鬼門ポイント”をまとめてお伝えします。
■ 鬼門①:加算要件の「誤解と思い込み」
加算は、取得するだけでは意味がありません。 「条件を満たしていないのに取得していた」場合、 後から数百万〜数千万円単位の返還が発生することも。
特に多いのが、
- 配置人数や職種の要件ミス
- 記録の不備
- 更新時期の失念(研修や資格)
です。
✅ 本部からのアドバイス:
- 必ず“根拠資料”を保管する(職員配置、出席簿など)
- 月次で「加算チェック表」を使い、全加算を再確認
- 新加算の取得前には必ず本部と相談する
■ 鬼門②:実地指導で見られる「意外な盲点」
実地指導は、数年に一度やってくる“行政からの本気チェック”です。
現場の方が気づかない盲点は、
- 同意書や個別支援計画の“日付”のずれ
- 写真台帳の管理不備
- 避難訓練や研修記録の抜け
- ICT導入していても、記録が「職員の主観だけ」になっている
など、“制度的に整っていない”とみなされると一気に指導対象になります。
✅ 本部からのアドバイス:
- 実地指導マニュアルを使って、毎月1回“自己点検”
- 職員全員が記録の基本を理解できるよう研修を実施
- 本部のチェックサポートを活用(定期的な監査・帳票レビュー)
■ 鬼門③:「現場に任せきり」で管理者が把握していない
最も怖いのが、
「自分(管理者)は現場を信頼してるので、全部任せてます」 というパターン。
もちろん信頼は大事ですが、経営上の責任は管理者が負います。
“知らなかった”では済まされない世界
だからこそ、
- 記録や加算は“定期的に”管理者がチェック
- 本部からの連絡・通達は“必ず読む”
- 迷ったら即相談
という習慣を徹底しましょう。
■ おわりに:「加算と運営指導」こそ、長く続けるための基盤
療育の現場では、子どもたちの支援や保護者対応に目がいきがちです。 でも、“制度と運営”を甘く見ると、思わぬ落とし穴にはまります。
事業を長く、安定して続けるためにこそ、 「加算の正しい理解」と「運営指導への日常的な備え」が必要不可欠です。
エコルド本部では、開業後も継続的にこうした支援を提供し、 不安やリスクを最小限にする仕組みを整えています。
経営において一番大事なのは、“事故を防ぐこと”です。











