“数字に弱い”経営者がやりがちな5つの失敗ーー利益が出てるはずなのに資金繰りが厳しい? まず見るべき数字とは?

「黒字のはずなのに、お金が残らない…」

児童発達支援・放課後等デイサービスの経営で、 こんな声をよく耳にします。

「売上は安定しているのに、なぜか資金が足りない」 「税理士さんに任せきりで、数字は正直よくわからない」

福祉業界は人に寄り添う仕事だからこそ、「数字は苦手」「得意じゃない」と感じる方も多いかもしれません。 でも、“数字に強い”ことと“数字を理解している”ことは、別です。

経営を安定させ、スタッフと子どもたちを守るためにも、 最低限「見るべき数字」は押さえておく必要があります。


“数字に弱い”経営者がやりがちな5つの失敗

1. 【売上=利益】と思っている

「月の売上が300万円あるから大丈夫」と安心してしまう方は要注意。

売上はあくまで“総額”であり、

  • 人件費
  • 家賃
  • 送迎費用
  • 設備・消耗品

などを引いた後に残るのが「利益」です。 利益率を知らずに運営していると、「気づいたら赤字」ということも。


2. 【キャッシュフロー】を見ていない

“利益が出ている”のにお金が足りない原因の多くは、 キャッシュ(現金)の流れ=キャッシュフローを見ていないことにあります。

  • 売上は計上されているけど、入金は翌月末
  • 大きな備品購入で、支出が一気に出ていった
  • 一時的な人件費の増加(月末払い)

など、「お金の出入りのタイミング」を把握していないと、 支払いに追われて資金繰りが回らなくなります。


3. 【固定費と変動費】の区別をしていない

経費を「なんとなく」で管理していると、 どこを削ればいいか・どこに投資すべきかの判断ができません。

  • 毎月必ずかかる=固定費(家賃、人件費など)
  • 利用児童数によって変動する=変動費(おやつ代、教材費など)

この2つを分けて管理することで、 “利益率”の改善がしやすくなります。


4. 【人件費率】を把握していない

児童発達支援・放課後等デイサービスでは、 人件費が経費の大半を占めます。

一般的には「売上の60〜70%以内」が目安。

  • 常勤職員の採用が増えた
  • 利用児童数が減った
  • 有給取得が重なった

といった要素が重なると、人件費率が一気に悪化するため、 毎月のチェックが必須です。


5. 【数字の見える化】をスタッフと共有していない

「経営の数字は経営者だけが見るもの」と思われがちですが、 実は、数字を“チームで共有”することが業務改善にもつながります。

  • 支援記録の漏れが減る
  • 書類ミスが少なくなる
  • 無駄な支出への意識が高まる

「この支援が、事業の安定にどう貢献しているか」 を共有できるだけで、現場の空気は変わります。


エコルド本部が提供する「数字サポート」

フランチャイズ加盟店向けに、

  • 月次報告フォーマット
  • 資金繰り表の作り方
  • 利益率を意識したシフト設計アドバイス
  • 人件費率や単価分析のテンプレート

などを提供し、**「感覚ではなく数字で判断する経営」**をサポートしています。


数字は“冷たいもの”ではなく、経営の羅針盤

数字は、事業の「体温計」であり「コンパス」です。

苦手意識を持つ必要はありません。 でも、無視して進むこともできません。

最低限の数字を「読める・話せる・使える」ようになること。 それが、あなたとスタッフ、そして子どもたちの未来を守る力になります。

さあ、今月の数字を一緒に“見える化”してみませんか?

nozomi nakayama

nozomi nakayama

療育コンサル中山です。 全国にエコルドのフランチャイズと業務改善クラウドシステム「EcoldLINK」を広げるため、さまざまな情報発信をしています!