■ はじめに 〜「開けたけど、来ない…」という現実〜
療育事業を立ち上げて、物件も揃って、スタッフも配置した。あとは利用者を迎えるだけ…と思っていたのに、
「子どもが来ない…」 「求人を出しても応募が来ない…」
という“初期あるある”の壁にぶつかる方は非常に多いです。
特に、児童発達支援や放課後等デイサービスは地域密着型の事業。どれだけ理念が素晴らしくても、地域に知られなければ意味がありません。
本日は、そんな「集客と採用」のリアルと、失敗しないためのヒントをお届けします。
■ よくある「集客がうまくいかない」理由
「パンフレットも配ったし、ホームページも作ったのに…」 それでも子どもが集まらない背景には、以下のような要因があることが多いです:
- 保育所・園・病院などに紹介ルートが構築されていない
- HPやSNSが“療育っぽさ”に欠けており信頼性が伝わらない
- 開業前からの地域ネットワーク構築が不十分
実は、児童発達支援の集客は、「開業後」より「開業前」の準備が9割です。 開業の1〜2ヶ月前から、園や児童発達支援センター、相談支援専門員との関係づくりをスタートしておく必要があります。
■ 本部としての集客支援
エコルドFC本部では、
- 地域連携のための提案資料テンプレート
- 開業前の営業同行
- HP・SNS・チラシの制作サポート
- 初期段階での広報計画の策定支援
など、“地域に知ってもらう仕組み”を一緒につくる支援を行っています。
療育は口コミがすべて——これは本当に実感します。 信頼は一朝一夕に築けない。だからこそ、「顔を出す」「丁寧に伝える」この積み重ねが大切です。
■ 「スタッフが集まらない」の構造的理由
もう一つ、開業時に多くの方が直面するのが“人材確保”の壁です。
保育士、児童指導員、作業療法士、言語聴覚士… いずれも採用が難しいのが現状です。なぜなら:
- 同業他社が多く、争奪戦になっている
- 地域によってはそもそも母数が少ない
- 「放課後等デイサービス=忙しくてしんどい」というネガティブなイメージ
さらに、初期はブランド力もなく、応募者側にとって“未知の職場”であることもハードルになります。
■ 応募が来やすい事業所の共通点
では、どんな事業所に応募が集まりやすいのでしょうか? 私たちが見てきた中で、次のような特徴があります:
- HPやSNSに「現場の様子」や「支援の考え方」が明確に出ている
- 応募から面接・採用までのフローがスピーディ
- 福利厚生や研修体制に“安心材料”がある
応募者は「そこで自分が働くイメージ」が持てるかどうかを見ています。
「立ち上げ期だからこそ、自分の経験が活かせそう」と思ってもらえるかどうか。ここが勝負です。
■ 本部が支援できること
エコルドFCでは、
- 求人票の文面添削や媒体選定アドバイス
- 採用用の事業紹介資料提供
- 面接や条件提示の進め方支援
- 採用イベントや見学会開催のノウハウ提供
など、“魅せ方”と“安心感”を両立させた採用支援を行っています。
また、求人広告に頼らず“人のつながり”で採用する仕組み(リファラル)の構築も、立ち上げ初期には重要です。
■ おわりに:経営者の顔が最大の広告になる
「どうやったら人が来てくれるか?」と悩む方に、私がよく伝えていることがあります。
「“あなたが現場に立つこと”こそが、最強の集客・採用です」
開業初期は、施設長=営業・人事・現場すべてを担う“顔”になります。 でもそれは大変なようでいて、あなた自身の想いが一番ダイレクトに伝わるチャンスでもあります。
療育にかける想い、子どもへのまなざし、それを一人でも多くの人に届けること。 それが、結果的に子どもとスタッフを引き寄せる力になります。
事業の始まりにこそ、「人を集める仕組み」ではなく、「人が集まりたくなる場」を一緒につくっていきましょう。











